夜のエレファント 1997.
夜のエレファント 1997 .
夜がきて 歩いている
誰もいない さびれた夜の公園へと
誰も彼もが 両手にいっぱい 持ちきれなくて
それでも まだ足りなくて
山を 削りはじめる
不安な気持ちにつけ込まれて
何を信じ込まされて 生きているの
クジラの踊る声を聞いて
今日は 一日 過ごそう
抑圧された世界では 自分を壊し始める
約束された所は どこにもありはしない
孤独な気持ちは 誰かが 温めてくれるさ
誰もいない夜の さびれた公園で
ゾウは 声をあげて
声をあげて 鳴いてる
パオパオパオパオ 鳴いてる
滑り落ちて 泣いてる